よほほんの趣味日記
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「ウルトラセブン」55周年記念 4K特別上映 観ました
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10月1日で放送開始55周年を迎えた「ウルトラセブン」ですが、55周年を記念して代表的なエピソード5話の4K特別上映が実施されたので、観て来ました~。全国16劇場で上映で、期間は10月1日(土)~13日(木)です。
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自分は行ける範囲で一番近い劇場であるTOHOシネマズ錦糸町をチョイス。楽天地の方で上映だったんですが、自分は楽天地で観るのはこれが初ですねー、オリナスの方はあるんですが。駅前なのでアクセスが楽っすな。
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フロアの一角がTOHOシネマズとなっており、入ってすぐの所にシアターの出入口があるのが印象的でしたね。
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特別料金となっており一般:1200円でした。既存作品(映画ですらないし)を上映するだけなのでこの値段なのかな。

席はそれなりに埋まってましたが、満席ではなかったです。客層はおじさんばっかりかと思いきや、意外とまばら。
そんで上映開始と共にOPがスタート。劇場のスクリーンでセブンを観ているというのがどうにも不思議な感覚・・・^^; 4Kという事で画質が気になったりというのはないですが、そもそもの”映像の古臭さ”は否めませんでしたね。まぁそれも味というか・・・それ込みで楽しむところはありますが。
今回の特別上映で選ばれたエピソード5話は以下の通り。
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第7話「宇宙囚人303」
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「宇宙でも、この地球でも、正義は一つなんだ。」
火炎怪人 キュラソ星人 登場。このキュラソ星人は地球を侵略しに来た訳ではなく、キュラソ星の凶悪犯(囚人番号303)で脱獄し逃げて来た宇宙人という珍しいパターン。ただガソリンを常食とし火を吐くくせに、当人は炎に耐性が無く最期は引火して自爆するというマヌケ宇宙人でした。なのでセブンとの戦闘も無し(セブンへの変身はありますがウルトラホーク1号のβ号から脱出する際にしたのみです。) 戦闘シーン無しという事で当時のチビッ子からは不評だったんじゃないでしょうか・・・^^; あとこの回がチョイスされた理由は何なんでしょうね?他にチョイスされた4話と比べると如何せんインパクトに欠ける様な・・・無難に次話の「狙われた街」で良かったのでは?もしくは記念すべき第1話とか。
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第26話「超兵器R1号」
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「それは・・・血を吐きながら続ける・・・悲しいマラソンですよ・・・。」
再生怪獣 ギエロン星獣 登場。当時の冷戦を反映した核抑止力に対する風刺を含んだエピソードで、傑作との呼び声が高い第26話。上記のダンのセリフも有名ですよね。地球へと復讐しに飛来したギエロン星獣ですが、自分から攻撃や破壊をするシーンは皆無なんですよね、自衛だったり攻撃されてやり返す場面はありますが。そして事情を知っているからこそ、ダン=セブンも闘いに躊躇している様に見受けられました。美しい花々が咲き誇る野原での戦闘シーンも印象的です。最後はダンのセリフを象徴する様にシマリスが回し車を回し続ける様子が映って物語は幕を閉じました。是非 大勢に観て頂きたい名作です。
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第37話「盗まれたウルトラ・アイ」
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「この星で生きよう。この星と一緒に・・・。」
マゼラン星人マヤ 登場。よく盗られ管理が雑とされるウルトラ・アイですが、とうとうサブタイにもなってしまいました(苦笑) この回も戦闘シーンは無く、しかも着ぐるみも登場しません(他にも着ぐるみが登場しない回は33話と43話があります。) 地球を侵略する価値の無い狂った星と称し、破壊しようとするマゼラン星人は中々ぶっ飛んでますね。そしてその計画の為に捨て駒にされたマヤ。ダンに無言でウルトラ・アイを差し出すと、変身カットは無くそのまま場面が切り替わってセブンになっている演出が素敵ですね。セブンは恒星間弾道弾の内部に入って操作し地球から遠ざけましたが、セブンでも破壊は出来なかったんでしょうかね?最後はマヤが身に付けていたブローチが床に落ちているのを見付けたダンが彼女が自ら命を絶ってしまった事を悟り、哀しい想いを胸に夜の街へ駆け出して行き物語は終わります。同じ宇宙人同士でありながら、地球人との共存を選んだダン=セブンと選べなかった(まぁ本来は滅ぼす任務で来てますからね・・・)マヤとの対比が光るエピソードでした。
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第48話「史上最大の侵略(前編)」
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「脈拍360、血圧400、熱が90℃近くもある・・・。」
幽霊怪人 ゴース星人双頭怪獣 パンドン 登場。ウルトラセブン最終話の前編です。多くの宇宙人・怪獣と闘い続けたダメージが蓄積し、ダンは疲労困憊となってしまいます。ウルトラ戦士も過労になるんです(あと地球の環境とかの要因もあるかと。) 弱ったセブンをボコボコに痛めつけるパンドンですが、もしセブンのコンディションが完璧だったら普通に倒されてたのでは?とファン達の間ではよく語られています。それは自分も同感で、光線技が使えたらエメリウム光線やワイドショットで瞬殺されてた気がします・・・😅 ちなみにOPの歌詞に”倒せ 火を吐く大怪獣”とありますが、セブン全話の中で火を吐く怪獣はこのパンドンだけ、というのは有名な話ですね。
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第49話「史上最大の侵略(後編)」
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「アンヌ、僕は・・・僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来た、ウルトラセブンなんだ!」
「西の空に、明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ。」

ウルトラセブン最終話の後編。地底ミサイルで各国の主要都市を攻撃するゴース星人。劇中でも言われていた様に、空や海からの対策はされているが地面からは無防備というのは確かにその通りで、理にかなった攻撃手段だと思います。そんなゴース星人達も基地の場所が発見されてしまい、爆弾を搭載したマグマライザーの特攻によって直前にセブンに救出されたアマギ隊員以外は全滅する事に。作中、「30億全人類」というセリフがあるのが時代を感じさせます・・・今じゃ倍以上だよ😱 ダンがアンヌに正体を明かすシーンやセブンとパンドンとの対決シーンではシューマンのピアノ協奏曲イ短調が流れているのも印象的ですよね(ちなみに当時はまだ著作権の概念が薄かった時代で、勝手に使用してたらしいですよw) セブンとパンドンとの対決は、満身創痍のセブンはもう立っているのもやっとでとても闘える状態ではありませんでしたが、パンドンが投げたアイスラッガーを念力で返し首を飛ばすというカウンター戦法は見事でした。パンドンを倒し、朝焼けの中 立ち上がるセブンが本当にカッコイイ・・・!そして仲間達に見送られながら、帰るべき場所へと飛び立って行くのでした。こうして「ウルトラセブン」の物語は完結します。最後まで地球人を愛し、時には苦悩しつつも、上司の説得にも応じず自身の体も顧みずに地球人の為に戦い続けたセブンは真のヒーローと言えるでしょう。


このエピソードが観たかった・・・みたいなのは挙げるとキリが無いので置いといて(それでも第7話のチョイスは謎ですが)、55年前の放送作品を劇場で観るというのは中々レアな体験だと思うので、ファンの方は是非 上映劇場へと足を運んでみて下さい。自分もどのエピソードも久々に観たので、改めて今の感性で観る事で新たな発見もあったりして面白かったです。平成セブンやULTRASEVEN Xも同様に特別上映してくれたりしないかな~。

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