


午前十時の映画祭11にて4Kデジタルリマスター版の「モスラ」が劇場公開されているので、観て来ました~♪ 「モスラ」は1961年公開作品で、今年で60周年の節目を迎える為にラインナップされた模様。
上映日程は劇場ごとにグループが分かれており、グループBの方が先で2021年12月10日(金)~12月23日(木)
まで、グループAは2021年12月24日(金)~2022年1月6日(木)までとなっています。

劇場はゴジラの聖地、TOHOシネマズ新宿をチョイス。近い劇場だと京成ローザや市川コルトンプラザのTOHOシネマズがあるんですが、そちらはグループAなので公開は24日からなんですよ。少しでも早く観たかったのと、どうせなら大きい劇場の方が良いので新宿まで足を運んで来た所存です。なおTOHOシネマズ新宿は7月にシン・エヴァをIMAXレーザー観た際に利用した以来となりますね~。まぁその時が初利用なんだけど・・・w

料金は1500円でした。
本日の上映は9時開始と16時開始の2回ですが、流石に9時に新宿はしんどいので16時開始の方でw
観賞前に『モスラ』4K復活プロジェクト ~デジタルリマスター作業完全密着~を観ているとより楽しめると思います。言わばデジタルリマスター化のメイキング映像ですからね。様々な苦労や裏話が聞けて作品を観る際の着眼点もまた変わってきます。
日曜日という事もあり、劇場はほぼ満員。そして驚異のおじさん率・・・右横も左横も前も後ろも皆 おじさんばかり(苦笑) お爺ちゃんも居ましたが、当時 実際に劇場で観た世代なのかな?
上映が始まり消灯すると、まずは公開当時 11劇場のみで本編開始前に流されていたらしいBGMの「序曲」が1分程 流れ、当時の再現を。そしてそのまま本編がスタート。ストーリー自体は・・・60年前の作品ですからね、今更あれこれ語る要素は無いです^^; 自分も久々に観ましたが、こんなにテンポ良く展開する作品だったっけな~?と。長ったらしくないと言うか、チビッ子も飽きずに観れそうです。時代特有の描写だったり演出は、現代の視点で見ると歴史的な資料を見ているかの様だ(苦笑) 度々ちょっとしたギャグが入るシーンでは劇場でもクスクスと笑いが起きてましたねw(この緩い作風も、それまではシリアスのみだった怪獣映画と比べると上手く差別化されてますね。)
モスラと言うと今では平和的で人間の味方の優しい怪獣というポジションに収まってますが、当時はまだゴジラシリーズとは別の単体の怪獣映画(「空の大怪獣 ラドン」と同様)でしたので、本能のままに小美人を追い掛け、東京を破壊しまくる大怪獣として描かれてます。羽化して成虫になるとロリシカ国へ飛び立ち、今度はニューカーク市が大損害を喰らう始末。小美人の2人も人間への理解はあるみたいなスタンスでしたが、ドライというかちょっと冷たいんですよね・・・「モスラは本能で動いてるだけで善悪は分からないのでテレパシーで説得も無理です」って(苦笑) 生身の人間が射殺される様なシーンもいくつかありますし、意外とこの初代の「モスラ」は、平和的かと言われると決してそうではない作品となってるんですよね~、その辺は時代性もあるのかも。
特撮に関してはもう圧巻ですね!何よりもこれが一番の見所ですから!ちょっといやらしいですが・・・自分、4Kデジタルリマスターによる映像美によって特撮シーンの粗探しをしてやろうと思ってたんですよw でも細かい部分まで作り込まれていて、逆に自分が引き込まれてしまいました😂 有名な東京タワーの破壊シーンや繭を作るシーンもとにかく素晴らしい・・・!!幼少期にビデオで観た際に受けた衝撃を再び思い出しましたよ・・・脳裏に焼き付いてるもんなぁ。流石に合成カットは時代が時代なのでお粗末ですが、これも当時の劇場ならそんなに鮮明には映ってないでしょうし、リアルに見えたんじゃないかなぁ~、と想像してみたり。
あとは全編に言える事なんですが、4Kデジタルリマスター化によって”古い映像なのに綺麗に見える”というのが、脳がバグると言うか・・・何か不思議な感覚でした(笑)
好きな作品の割には「モスラ」のBDは今でも未所持なのですが、今回の4K仕様で完璧に仕上がったデジタルリマスター版が円盤化されないかな~、と秘かに期待してたり。発売決定したら即ポチるんで、どうかオナシャス!
