

月刊ホビージャパン 2020年1月号が本日発売でしたので、仕事帰りに買って来ました。「第22回全日本オラザク選手権」の結果が載っている号です。
すっかりホビージャパンは年一で買う雑誌になっちゃったなぁ^^;

数々の作品が掲載されています。今年もクオリティの高いものから面白いアイディアのものまで、様々な作品が参加されていて見ていて楽しいですね~。参考にもなりますし。Twitterで見掛けた作品もちらほらと。

・・・ありゃ?

第22回の大賞は表紙にもなってるmatさんの「The GUNDAM」
RX-78-2の1/60スケールの旧キットがベースらしいですが、言われても分からないぐらい各所に手が加えられており圧巻の出来です。しゅごい(小並感) なお100点満点中97点と、オラザク史上屈指の高得点で大賞に輝いたそうです!

解説も載っている様に、元ネタは1982年発売のホビージャパン別冊の「HOW TO BUILD GUNDAM2」の表紙。こちらも同様にRX-78-2の1/60 旧キットだそうで。

改めて今回のホビージャパンの表紙を見てみましょう。上記の「HOW TO BUILD GUNDAM2」の表紙をオマージュしている事が分かります。これは思わずニヤリとさせられますね~w

各部のメンテナンスハッチをオープンした状態のガンダム。細かな箇所まで作り込みがハンパないです・・・凄まじい密度!

制作過程の写真も。本当に(いや疑っちゃいないけどさw)1/60 旧キットをベースに作っている事が分かります。

金賞はスクラッチビルドの1/100 ゼク・ツヴァイ。こちらも金賞受賞納得のクオリティ。これだけの物を一から作ってしまうというのが本当に凄い。憧れるなぁ~・・・。

ビルドダイバーズ部門の金賞はターンʞカプル。ソシエの嫉妬心を機体の色で、愛情を羽根の形や色で表しているとの事です。

久々に復活となったSD部門。金賞はこちらのF-91(木製決戦仕様)です。”木製”って誤字ってますけど・・・^^; さらに部門名も「F91&シルエットフォーミュラ91部門」と誤植してますねw(去年のをそのままコピペして修正 忘れたんだろうなぁw) MGのVer.2.0をSDに改造してるそうです。

ジュニア部門 最優秀賞のライディングスナイパー。11歳でここまでとは・・・レベル高ぇなぁ(驚愕) 改造もめっちゃセンスありますね~!

今回の応募数は1388点だそうです。去年(1439点)よりは減っているものの、ここ数年の中では多い方です。去年は何でそんなに多かったんでしょうね?

>レギュレーション違反などがあり、この数字に落ち着きました。
一体どんな作品だったのか気になる・・・w こうしてわざわざ記載までするって事は、1点や2点ではなく結構 多かったりしたのかしら・・・^^;


そんでもって今年も、こちらのHi-νガンダムで応募してたりします。作品名は「High new gundam」です。
Hi-νを選んだ理由ですが、今年のオラザク応募用に作ろうと思っていた作品のコンセプトは「”青いガンダム”である事とバズーカを二丁流で装備させたい」の2点でした。青いガンダムの候補はSガンダム、ガンダムNT-1(アレックス)、Hi-νガンダムの3機があったのですが、Sガンダムは武装にバズーカがないので除外に。アレックスは今 作るとなるとキットはMG Ver.2.0になるな~、と思い、でも持ってる(積んでる)キットなので、こういった大会で先に作っちゃうのは避けたいな~、と。結果、消去法でHi-νとなりました(笑) Hi-νも今だとMGのVer.Kaがありますが、HGUCの方をチョイス。作った事あるキットなんですけどねw

今回は自分にしては珍しく、全塗装で制作した作品となります。いつもは関節パーツ等、一部は未塗装で成型色のまま仕上げるのが自分の作風でしたが、今回は未塗装のパーツはありません。全塗装で作るのなんて何年ぶりだろうね・・・記憶が確かなら、GBWC2014のアルケー以来じゃないかと。




本体の青色箇所は青と青紫の2色でスプリッター迷彩にしています。

頭部。写真で見ると各部の粗が目立つなぁ・・・実物は小さいのでそんなに気にならないのですが^^;

ツインアイはキットだとオレンジとなっていますが、MG Ver.Kaを参考に緑色に変更。同様に配色を変更した箇所に、胸部のエアインテークがあります(シルバーから黄色へ。)
なおツインアイ、頭頂部のメインカメラにはラビーテープを使用しています。


バックパックと脛裏のバーニアはアドラーズネストのシステムバーニア ショートタイプSとSS、システムバーニア用 ノズルSを組み合わせた物に置き換え。

プロペラントタンクはキットの物ではなくBUILDERS PARTS HDのMSタンク01のタンクパーツ(大)を使用しています。タンクがデカいアンバランスなスタイルにしたかったのでこちらを選びました。もっと太ければさらに良かったんですが。

背面が重くなり自立が怪しい・・・かと思いきや、接地させる事でそのまま支えになりましたw

リアアーマーの内側部分は青色に。こちらもMG Ver.Kaを参考にしてます(あとノーマルのνガンがこの部分は赤色なので、合わせてみました。)

ニュー・ハイパー・バズーカ
キットを作った事がある人なら分かると思いますが、元はガンメタ一色なので塗り分けがめっちゃ大変です・・・。

センサー部分にはラビーテープを使用。

前述した様にバズーカ 2丁装備にさせたかったので、イエローサブマリンのパーツパラダイスでもう1丁を追加で用意しました。

ビーム・ライフル
こちらも塗り分けが鬼畜。せめて成型色はシルバーにして欲しかった・・・。

手パーツはHGBCの次元ビルドナックルズ「角」に変更しているのですが、銃持ち手が無い為にライフルはただ握らせているだけ(トリガーに指が掛かっていない)だったりしますw 本当はBUILDERS PARTS HDのMSハンドを使いたかったのですが、もう絶版なのよねアレ・・・。

またライフルはリアアーマー中央部にマウント出来る様にしたいと思っていたのですが、プロペラントタンクと干渉する事が判明したので没にw ジョイントを自作するなりネオジム磁石を埋め込むなり、案は考えてはいたんですけどねー。

シールド
こちらは配色パターンはそのままです。くどくなってしまうので青色箇所もこちらにはスプリッター迷彩は施しておらず。制作終盤に一部のパーツを踏ん付けて折ってしまうトラブルがありまして・・・応募期限も目前だったので慌ててイエサブにパーツを買いに行きましたよw

腕部マシンガン
銃身とマガジンは本体のフレーム色とは差別化しライトグレーで塗装しました。

ビーム・サーベル
グリップはファンネルラック内に収納されてます。

ビーム刃は青色で、νガンと同じく両刃のタイプ。

フィン・ファンネルも可動タイプをイエサブのパーツパラダイスにて追加しているので、ビーム刃ももう1セット手に入り二刀流が可能に。ファンネルラック内にグリップが収納されてるからかサーベルもファンネル一式の扱いの模様。

フィン・ファンネル
前述した様に可動タイプを追加しており、6基中4基が展開します。どこぞの某アイドルみたいに6基全部を可動タイプにするのは諦めました(苦笑)


ファンネル未装備の状態だとこんな感じに。

ハイパー・メガ・ランチャー
ベルチルにて使用していたハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを意識し、HGUC Zガンダム(REVIBE)のハイメガランチャーも追加で用意。こちらもイエサブのパーツパラダイスにて購入しました。

カラーリングは本体と合わせ同色の青紫で塗装してます。


先端にはサーベル刃を付ける事も可能で、ロングビームサーベルの再現も出来ます。


ライフル&バズーカ装備スタイルで。撮ってみたら「おっ、こっちもカッコええやん!」となったのですが、当初の予定通りバズーカ 二丁流で応募しました。わざわざ用意したのに勿体ないからねw

バズーカ 2丁で突撃ィー!

プロペラントタンク長ぇ~w このアンバランスさと言うかミスマッチ感が無理矢理 外付けしてるみたいでたまりません(ニッチだなぁw)

普段は見えないけど足裏もしっかり塗り分けてるよん☆

個人的ベスト角度。自画自賛にはなりますが・・・う~ん、カッチョイイ~♪

通常のキットと比較。
10年経過してるだけあって黄ばみが激しいなぁ・・・(汗 各部も劣化しまくりです。ちなみに以前に軽く取り上げて記事にした事があります→何となくハイニュー
キットは組み立て前、ランナーの状態で全てのパーツを下地としてMr.カラースプレー つや消しブラックで塗装。記録として確かに写真を撮った筈なんですが・・・何故か見当たらずorz

白色部分はタミヤカラースプレー TS-101 ベースホワイトを使用。

青色部分はまずMr.カラースプレーのコバルトブルーを塗ってから、


スプリッター迷彩のマスキングを施し、

上からタミヤカラースプレーのTS-24 パープルで塗装。

フレーム部分はMr.カラースプレー 黒鉄色を使用。つや消しブラック下地なので、ギラリと鈍く輝いてくれて良い感じに~。

濃いグレー部分はタミヤカラースプレーのTS-4 ジャーマングレイを使用し、

ライトグレー部分にはタミヤカラースプレーのAS-10 オーシャングレイを使用しました。

黄色部分はタミヤカラースプレー TS-34 キャメルイエローを使用。

シルバー部分はタミヤカラースプレー TS-17 アルミシルバーを使用。こちらもつや消しブラックの下地によって金属感のある輝きに。
またプロペラントタンクの基部のカッパー部分はカッパーは使用せず、上記のシルバーにさらに上からタミヤカラースプレー TS-92 メタリックオレンジを吹いて再現しています。

また各所の細かな個所で大活躍してくれたのが、ガンダムマーカーのニューホワイトとシャインシルバーです。ニューホワイトは通常のホワイトとは隠蔽力が段違い!しっかり色が乗ってくれるのでリタッチも大いに助かりました。シャインシルバーも通常のシルバーより輝きが強く、こちらにも助けられました。というか最初からこっちのシルバーで塗っても良かったかも(苦笑)

オラザク反省会という項目によると、応募の際はただ写真を送るだけでなく写真集の様に見易くまとめた物を送ると審査側にも様々な点を見て貰えるので評価も変わるとの事。今までずっとウェブ応募しかしてませんでしたが・・・確かに送れる写真の枚数も制限がありますし、来年以降は郵送での応募も考えてみるかなぁ。

去年以上に仕事が忙しかった今年の夏でしたが、何とか時間を見付けて制作し応募期限を目前に控え無事 完成、締切日当日に急いで撮影しホントにギリギリで応募したんですよねーw また今年も相変わらずの切手サイズ止まりでしたが、一方で例年通り「作りたいと思ったものを作る」という作品制作の根幹となるコンセプトを達成出来ているので、その点は満足です。制作時間こそギリギリだったものの一応 完成はしていますし、時間が足りずに一部 妥協した・・・といった事は無いのでね。ただ今年のこのHi-νは、「もしかしたら一次予選は通過出来るかも?」といった自信、期待もありましたし(例年は通過してたらラッキーぐらいでした)、ただの自惚れではなくそれに見合うだけのクオリティで作り上げる事も出来たと思っています。なので応募作品一覧に載っただけというこの結果は、最初に見た時はいつも以上にガッカリしましたし、悔しさもあります。ただ審査という形式上、こればっかしは選ばれなかったのならもうそれは受け入れるしかありません。どこが悪かったとか改善しなきゃとか、それはまた違う話でしょうから・・・。なのでこの悔しさをバネに、来年も今以上の高みを目指したいと思います!!でも一番の目的は「作りたいと思ったものを作る」ですからね。結果にこだわり過ぎて目の前が見えなくならない様に、楽しんで制作する、という気持ちは大切にする様に心掛けたいです。
第18回→第18回全日本オラザク選手権(カテゴリ)
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第20回→第20回全日本オラザク選手権
第21回→第21回全日本オラザク選手権
