
「探偵事務所籠城事件(狙撃)」の続きです。
口に拳銃を突っ込まれ、撃たれそうになる光井。すると待って下さい、と新一の声が。鼠は光井さんだと言ったが、犯人が光井だとは一言も言っていない、と言う。なら犯人は誰なんだ!?と言う勲に新一は、未紅が書いたデビュー本は読んだ事があるか、と問う。勲は、本は苦手なので読んだ事はない、と答える。読んだ事無いんかいwwwwタイトルは「死神の葬列」主人公の刑事が追っても追ってもその影さえ掴めない連続殺人鬼の正体が自分だと気づき、罪の意識に死神に誘われ自らの命を絶つ、というストーリーらしい。新一は、未紅は久々に手に取った「死神の葬列」の主人公に自分を重ね合わせ、部屋にいた死神の幻覚を見て自殺した、と言う。衝撃の事実に、泣き崩れる勲。その時にダイナマイトの爆破スイッチを手放す。と同時に、蘭と世良が仕掛ける。蘭は勲が手に持つ拳銃を蹴り上げ、世良は勲を羽交い絞めにする。そして、突入ーーーー!!と叫ぶ。ドアの向こうに待機していたSITの隊員達は突入し、勲は逮捕されたのでした。めでたしめでたし。・・・が、本題はここからでした。後日事情をお聞きします、と言ってSITの隊員達は去っていきました。世良は、自分は「死神の葬列」を見てないからこの事件は解決できなかったよ、と新一を褒めますが、新一も「死神の葬列」は読んだ事がない、と言う。えっ!?そうなの!?新一によると、あれはあの場で勲に妹は自殺したんだ、と信じ込ませる為のハッタリで、そうでなければ死神の幻覚を見て自殺をした、なんて非論理的な推理、口が裂けても言えないらしい。そ、そうだったのか・・・。騙された!!当然、真犯人もいる訳で、新一はその犯人は光井、湯地、二瓶の3人の中にいる、と言う。以下、新一の推理です。二瓶は象、湯地は狐、光井は鼠、これは合っている。また、部屋に来た順番も合っている。未紅が光井にトイレを貸さなかったのは、狐である湯地がトイレに居座っていたから。その湯地が犯人である。湯地が未紅と話している時、光井が来た為、一旦湯地はトイレに隠れ、未紅は光井にサインを書いた、という事である。湯地は隠れる時、部屋に2人いるのを感づかれない為にスリッパを持って隠れた。この時に、間違えて未紅のスリッパを持って行ったので、この後に光井が未紅のスリッパが湿っていたと勘違いする事になる。そして、光井が出て行った後、未紅を殺害し、勲が入って未紅を見つけ、近寄っている間に抜け出した、という事である。そして、湯地の持って来た初版本。他の2人の初版本はページの縁がギザギザなのに対し、湯地の物は綺麗に揃っている。それは、未紅が死ぬ間際に血の付いた手で本を掴んだ為に付いた手形を消す為に、ページの縁を紙やすりで削ったからである。カバーはもう一冊買って交換したが、ページとページの隙間にある血は隠せませんでした。って、血付きまくりじゃねーか!!なんで勲とか気付かなかったんだ!?本がそこにあったのは、湯地が懐に入れていたが未紅を風呂場に運ぶ時に落ちてしまったから。そして、殺人動機。実は、「死神の葬列」は未紅と湯地が協力して書いた本だった。しかし、未紅だけ有名になってしまい、また湯地もデビューしようと出版社に原稿を持ち込みした時に未紅の作品と似ている、と言われてしまったから。せめて「死神の葬列」は合作だった、と公表してくれ、と未紅に頼んだ時に、私の顔に泥を塗る気?と言われたので殺してしまったらしい。泣き崩れる湯地orz でも湯地さん、根は良い人そうなんだけどなぁ・・・。とりあえず事件は一件落着。
